[音] | ソ |
ス |
[訓] | ふさ |
よみがえる |
《意味》
【蘇士】スエズ
エジプト北東部の港湾都市。スエズ運河の南端にあり、紅海に面する。
Wikipedia「スエズ」「外国地名の漢字表記一覧」
「蘇素」とも書く。
【蘇枋・蘇芳・蘇方】すおう
【蘇格蘭】スコットランド
イギリス、グレートブリテン島北部およびヘブリディーズ・オークニー・シェトランドの各諸島を占める地方。
Wikipedia「スコットランド」「外国地名の漢字表記一覧」
【蘇門答剌】スマトラ
インドネシア西部、大スンダ列島西端の島。世界第6位の大島。
Wikipedia「スマトラ島」「外国地名の漢字表記一覧」
【蘇生】そせい
「復活」「更生」「回生」「再生」
「甦生」とも書く。
【蘇張】そちょう
中国、戦国時代のすぐれた遊説家である蘇秦と張儀。転じて弁舌のすぐれた人。雄弁家。
「蘇張の弁(=弁舌がすぐれて巧みなこと。雄弁。)」
【蘇鉄】そてつ
ソテツ科の常緑低木。名は、枯れかかったときに鉄釘を打ち込むとよみがえるというのに由来。
Wikipedia「ソテツ」
「鳳尾松,鉄樹、鉄蕉」とも書く。
【蘇維埃】ソビエト
【蘇民書札】そみかくだ
山伏・修験者などのこと。
「曾美加久堂」とも書く。
【蘇婆訶】そわか
仏語。幸あれ、祝福あれ、といった意を込めて、陀羅尼・呪文などのあとにつけて唱える語。そばか。
「薩婆訶」とも書く。
【蘇る】よみがえる
「甦る」とも書く。
【阿里蘇那】アリゾナ
アリゾナ。アメリカ合衆国の西部の州。南はメキシコと国境を接する。砂漠・山岳が多い。銅・鉛を産出。州都フェニックス。1912年四八番目の州になった。
【紫蘇】しそ
シソ科の一年草。暗紫色の葉は梅干とともにつける。実・花・葉ともに薬味などに用いる。
Wikipedia「シソ」
【樵蘇】しょうそ
たきぎを拾い、草を刈ること。また、その人。
《樵蘇して爨がず》しょうそしてかしがず
貧しいことの形容。
「樵蘇」は木を切り、草を刈ること。「爨ぐ」は飯を炊くこと。
薪や草を刈ったが、食料がないので飯を炊くことができない意から。
【屠蘇】とそ
Wikipedia「屠蘇」
【花蘇芳】はなずおう
マメ科の落葉低木。四月ごろ、葉に先立って紅紫色の蝶形の花が群がって咲き、後にさやをつくる。観賞用。
Wikipedia「ハナズオウ」
「紫荊」とも書く。
《字源》
声符は「穌(そ)」。
金文の字形に「魚」の頭の部分に小さく「木」を加える形のものがあり、国族の名に用いる。後の「蘇」にあたり、「蘇」の初文とみてよい。「木」はおそらく桂荏・紫蘇の類で、その刺激により魚の生気を保ったものと思われる。
:「蘇」の金文。